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ワークショップのお知らせ

ワークショップのお知らせ published on

ウィーンのオーストリア科学アカデミーアジア文化精神史研究所の主催で下記のワークショップが開催され、筑波大学より吉水千鶴子、小坂有弘がオンラインで参加します。筑波大学では、6月26日(月)16:00~20:15、共同研究棟A410において同時開催します。お問い合わせは yoshimizu.chizuko.gb*u.tsukukba.ac.jpまでお願いします。

Candrakīrti and beyond

Time: Mon 26 June 2017
Venue: Institut für Kultur- und Geistesgeschichte Asiens
2nd floor seminar room, Hollandstraße 11-13, 1020 Vienna
Organisation: Pascale Hugon

http://www.ikga.oeaw.ac.at/Events/Workshop_Candrakirti_2017

研究成果の刊行(吉水千鶴子)2016年度

研究成果の刊行(吉水千鶴子)2016年度 published on

3件の研究成果が刊行されました。

1 How Did Tibetans Learn a New Text from the Text’s Translators and Comment on It? The Case of Zhang Thang sag pa (Twelfth Century)
Chizuko Yoshimizu

In: Cross-Cultural Transmission of Buddhist Texts: Theories and Practices of Translation, ed. Dorji Wangchuk. Indian and Tibetan Studies 5. Hamburg: Department of Indian and Tibetan Studies, University of Hamburg, 2016, pp. 353–372.
*This book was edited by Prof. Dorji Wangchuk of the University of Hamburg. He also contributed to this volume the article entitled “A Ratinale for Buddhist Textual Scholarship.”

(要約)チベット仏教後伝期において、多くの仏教典籍がインドからチベットへ新たに導入された。その最初期に中心的な役割を果たしたのは、チベット人翻訳師たちと彼らに協力したインド人学者たちであった。彼らは新たにテキストを翻訳し、それらについてチベット人の弟子たちを教育した。かくしてチベット人たちは自分たちの僧院における学問と教育のシステムを発展させたのである。チャンドラキールティ(7世紀)の中観思想に関する著作を伝承した最初の世代は、パツァプ・ニマタク(1055?-1145?)と彼のインド人協力者たちである。シャン・タンサクパはパツァプの弟子であったと推測される。彼はチャンドラキールティの『明句論』を学び、彼自身註釈を著したが、その環境は次のようなものであったと本論文で明らかにした。
1) 彼は『明句論』を主にその翻訳者であるパツァプとインド人協力者から学んだ。
2)彼はさらにテキストを自ら研究し、ときには師の理解を修正しながら、解釈した。
3)彼は『明句論』に註釈を著したが、それは他の同時代のチベット人学僧たcによりもより優れた解釈を提示するためであった。

Cross-cultural transmission of Buddhist texts

2 Transmission of the Mūlamadhyamakakārikā and Prasannapadā to Tibet from Kashmir

Chizuko Yoshimizu

Around Abhinavagupta. Aspects of the Intellectual History of Kashmir from the Ninth to the Eleventh Century. Eds. Eli Franco and Isabelle Ratié, Leipziger Studien zu Kultur und Geschichte Süd- und Zentralasiens 6. Leipzig, October 2016, pp.645-663.

(要約)2006年以降中国で始まった10〜13世紀のチベット新出写本群の出版により、かつて失われたと考えられていた多くのテキスト資料が使えるようになった。本論文は中観思想の基本典籍であるナーガールジュナ(2世紀)の『中論』とチャンドラキールティ(7世紀)の註釈書『明句論』がどのように学ばれ、インドからチベットへ、さらに師から弟子へと伝承されたのかを考察したものである。その過程を要約するならば、次のような段階があったと想定される。

1) パツァプ・ニマタク(1055?-1145?)は両書を23年に渡るカシミール滞在中に学んだ。彼はかの地で入手した写本をもとに、カシミールのインド人学僧マハースマティとともに『明句論』を翻訳した。彼らはまた、ルイ・ゲンツェンによる『中論』旧訳を、『明句論』に引用される『中論』の頌に合わせて修正した。この旧訳は、バーヴィヴェーカの註釈『般若灯論』とアヴァローキタヴラタによる複註の解釈に従っていたため、『明句論』にもとづく彼らの新訳は、『中論』を学ぶ際に、バーヴィヴェーカ系統の註釈ではなくチャンドラキールティの註釈による、という権威の転換をもたらした。
2) パツァプ自身はマハースマティの講義にもとづきながらチャンドラキールティの解釈に従う『中論』の註釈書を著した。
3) パツァプはチベットへ帰還後、インド人学者カナカヴァルマンと共に、インドとの境の地域より入手した新しい『明句論』の写本を用い、カシミールのそれと比較しながら、『中論』『明句論』の翻訳をさらに修正した。
4) パツァプは、ツォンプン・パンディタと呼ばれる学者の講義にもとづき、『明句論』の難解な箇所を説明する註釈書を著した。また、『中論』の各章の関連について手引書を著したが、これは教育のためと考えられる。

Around Abhinavagupta

3 ダルマキールティの帰謬論証の再解釈

吉水千鶴子

『哲学・思想論集』42, 2016(筑波大学哲学・思想専攻)pp.33-54

(要約)本稿はダルマキールティの著作『プラマーナヴィニシュチャヤ』第3章に説かれる帰謬論証の再解釈である。ここで新しく論じた点は以下の通りである。
1)ダルマキールティはこの帰謬論証を「他者によって構想された属性によって組み立てられたもの」とし、[自性」「結果』「非認識」という論証因を具えた推論式と対比した。
2)論証、論駁ともに立論者、対論者両方に成立する論証因を必要とするというディグナーガの見解に従い、ダルマキールティは、自らの帰謬論証式で、他者から借りた属性を用いながらも、両者に成立する論証因を提示した。
3)彼の帰謬論証は対論者の主張と反対のことを間接的に証明するものとしても機能する。対論者の主張の反対とは、「複数のものに存在しかつ単一であるようなものは不可能であり、決して存在しない」ということである。このことは、「単一であるものは何であれ複数のものに存在しない」「複数のものに存在するものは何であれ単一ではない」という肯定的否定的遍充にもとづいて証明される。
4)筆者の考えでは、ダルマキールティが目指したところは、論証因をともなうことによって論駁と反対のことの間接証明という意味において他者のための推論の一種として機能する帰謬論証の提示である。それ故彼は帰謬論証を推論である還元論証に書き換える必要を求めなかったと推測される。
5)「承認」という語は、ドグマティックな承認あるいは仮の承認という意味で用いられるが、ダルマキールティが真に求めた承認は、論理による「考察」をへて得られる「承認」であり、それは立論者、対論者両方に起こるものである。
6)すなわち遍充関係は現実において成立することが認められる限り、両者とも、論証因から帰結する結果を承認するべきである。

ヴェーダ語文献講読の授業

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今月の27日(月)と28日(火)の2日間、大阪大学より堂山英次郎先生をお呼びして、
ヴェーダ語文献の概説および講読の集中講義を開講します。
受講を希望される学生は、各自2月27日(月)までにTWINSにて履修登録をしてください。

比較思想学 II 演習(4)B(02DBM44)
(ヴェーダ語文献の概説および講読)

堂山 英次郎 先生
(大阪大学大学院文学研究科 准教授)

日程: 2 月 27 日(月)~ 2 月 28 日(火)
場所: 人文・社会学系棟 A206
時間: 10:10~18:00

※ 予備知識は不要。但し、サンスクリット語文法を習得していることが望ましい。
※ 参加者には事前に資料を配布する予定。
※ 履修希望者は、2月27日(月)までに TWINS で履修申請を行って下さい。

授業概要(予定)
2 月 27 日
サンスクリット語(ヴェーダ語),ヴェーダ文献の概説
リヴヴェーダ概説、リグヴェーダ読解
2 月 28 日
リグヴェーダ概説・読解

ツィンマーマン先生の講演会のお知らせ

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京都大学でツィンマーマン先生の講演会が開催されます。

題目: The Pierced Foot: The Transformation of an Episode from the Buddha’s Life
講演者: Prof. Dr. Michael Zimmermann
日時: 2017年2月24日(金)15時00分〜17時00分
場所: 京都大学・吉田泉殿・ 1 階セミナー室(鞠小路通今出川下ル東側)

ツィンマーマン先生の講演会のお知らせ

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早稲田大学でツィンマーマン先生の講演会が開催されます。

日 時:平成 29 年 2 月 15 日(水)17:00~18:30
会場:早稲田大学、戸山キャンパス33号館333教室
講師:Michael Zimmermann 教授
(Universität Hamburg,筑波大学)

題目:Socially Engaged Buddhism: Old Ideas for Modern Times?
(社会参画仏教:現代に生かす古典思想?)
使用言語:英語(日本語通訳つき)

研究会のお知らせ

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本学にて『量評釈荘厳』知覚章研究会が開催されます。

The research sessions on the pratyakṣa chapter of Prajñākaragupta’s Pramāṇavārttikālaṃkāra
日時: 2017年2月20-21日 10時00分-17時30分
場所: 筑波大学人文社会科学系棟A-815

コーディネーター: 小野基教授(筑波大学)
参加者:ミヒャエル・ツィンマーマン教授(筑波大学/ハンブルク大学)
パトリック・マカリスター博士(オーストリア科学アカデミーアジア文化・思想史研究所)
酒井真道准教授(関西大学)
志田泰盛准教授(筑波大学)
志田(三代)舞博士(早稲田大学)

ツィンマーマン先生の講演会のお知らせ

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国際仏教学大学院大学にて「ツィマーマン博士を囲む会」が開催されます。

講師: Prof. Dr. Michael Zimmermann
日時: 2017年2月17日(金) 17時00分-18時30分
場所: 国際仏教学大学院大学大講義室
テーマ: The Pierced Foot: The Transformation of an Episode from the Buddha’s Life

講演要旨はこちらからダウンロードできます。

International workshop on The Sāṅkhya Doctrine Referred to in the Buddhist Corpus, on 10th & 11th Feb.

International workshop on The Sāṅkhya Doctrine Referred to in the Buddhist Corpus, on 10th & 11th Feb. published on

International Workshop on The Sāṅkhya Doctrine Referred to in the Buddhist Corpus

with Professor Michael Zimmermann
(University of Hamburg / University of Tsukuba)

日時: 2月10–11日 10:00–17:00
場所: 筑波大学東京キャンパス556演習室

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